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III.用語解説(現況説明補足資料)

セルブロードキャスティング

CDMA以外の場合には、基地局より発信される周波数は基地局毎に異なる周波数を利用し、相互干渉を行わないように周波数の再利用が行われている。このために、各基地局がエリア毎に異なる周波数を利用して同時送信を行うものがセルブロードキャスティングである。

基地局ごとに異なる複数の周波数を利用した同時送信は、 British Telecomより日本にて特許の申請がなされており、この特許内容に近いものと思われる。 これに対し、各基地局共通の一つの周波数を利用した同時送信は、アドバイザーグループが日本、米国、中国において特許を取得済みである。

携帯電話事業者における同時送信に関する周波数利用方法
(GSMなどのTDMAにおける同時送信とCDMAにおける同時送信)


無線におけるマルチキャストと放送

マルチキャストは本来有線において情報の複製を行う方式である。 例えば、コンサート内容を多数のユーザーが見ようとする際に、 コンサートの内容を発信するサーバーよりは一つまたは複数のコンテンツが発信され、 マルチキャストを利用するユーザーへの配信を行うルーターが複製を行い、 他のユーザーへは一つまたは複数のコンテンツにて転送を行う。 この結果ユーザーの数が多数になってもコンサートの内容を発信するサーバーへの負荷は大きくならない。

無線においては基地局より発信された情報は無限のユーザーが同時に受信可能で、複製は必要がない。

無線におけるマルチキャストとは、 特定の複数のユーザーに送信する際にマルチキャストと呼ばれる。 しかしながら、 送信方法としては放送(同時送信)になる。

クリッピングキャストと放送サービスとの違い

夜間・早朝などの周波数の利用度合いが低い時間に空いた帯域を利用して少しづつ情報を携帯電話へ送信し、 携帯電話のメモリーを利用して蓄積し再生するもの。 この方式では二通りの方法がある。 個々の携帯ユーザーに送信する方法と、 多数の携帯電話ユーザーに同時送信を利用して送信する方法である。

一方、多数の携帯電話に常時映像を一斉配信できる技術は、放送用に帯域幅を確保して配信することにより可能となる。

周波数帯と周波数

日本ではCDMAの周波数の説明として、 周波数帯を周波数と言っていることがあり、 例えば1.228MHZの帯域を一つの周波数と言っていることがある。 しかしながら、 R・G・B信号などの情報は個別周波数により送信されるので、 周波数帯と個別周波数は分ける必要がある。 この点については、  CDMAにおける周波数の考え方について、 添付資料に詳細が記載されている。 資料

コントロールチャンネルによる同時送信

呼び出しエリア内における携帯電話の位置を確認するために、基地局よりコントロールチャンネルを利用して常に同時送信が行われている。 このコントロールチャンネルの空き時間を利用した情報の送信がショートメッセージである。

しかしながら、コントロールチャンネルを利用した同時送信には、 送信データ量に限界があり、 例えば映画などは送信出来ない。

トラフィックチャンネルを利用した同時送信には、 送信データ量の制限がなく、 映画・音楽番組などの送信が可能である。 

 トラフィックチャンネルによる同時送信で、 基地局ごとに異なる周波数を利用するのがBritish Telecom方式で、 各基地局共通の一つの周波数を利用する方式が、 アドバイザーグループが日本・米国・中国で取得した特許内容になる。

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注1.特許の対象となっている同時送信用の一つの周波数とは、全部の情報が一つの周波数で送られるという意味ではなく、携帯電話事業者に割り当てられた帯域内で、ある情報を送信する際に同時送信に使用する周波数がCDMAのごとく単一の周波数を利用するか、セルブロードキャスティングのごとく基地局毎に異なった複数の周波数を利用するかの説明になる。

CDMAにおける情報送信の手順については、特許3ページ目の「0016」および4ページ目の図4にも説明されているように、“情報Aを特定周波数に割り当て、情報Bを情報Aに割り当てた周波数とは別の異なる特定周波数に割り当て、情報Cを情報Aを割り当てた周波数及び情報Bを割り当てた周波数の両方の周波数とは別の異なる周波数に割り当て、3つの異なる特定周波数で、同時にN人に送信する”となっており、使用する周波数の数についての制限はない。

本内容は転載可能ですが、「携帯電話向け放送サービス」アドバイザーグループより引用と記載願います。
また、内容に関するご意見を戴ければ幸いです。

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