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平成18年11月29日 日本経済新聞1面トップ

携帯向け放送で新会社
ドコモ・フジなど5社

NTTドコモ、フジテレビジョン、ニッポン放送、スカイパーフェクトコミュニケーションズ(スカパー)、伊藤忠商事の五社は携帯端末向け放送で提携する。年内に新会社を設立、携帯専用の番組制作やサービス開発を共同で手掛け、専門放送局の開設も検討する。通信と放送の大手が組むことで、パソコン中心に進んで来た通信と放送の融合が携帯分野にも広がる。

まず専用番組を制作

@−−−今年四月に始めたワンセグは鮮明な映像と文字情報を携帯に送れるが、現在は家庭のテレビと同じ番組しか流せない。総務省は2008年に専用番組の放送を解禁することを検討しており
A−−−携帯向け専門の放送局開設も検討する。11年にテレビのデジタル化が完了してアナログ放送の周波数帯が空くため、放送局を新設して空き周波数の一部を総務省から取得したい考え。
B−−−現在の携帯向け放送は無料で放送・通信会社の収益にはまだ貢献していない。専用番組が解禁されると広告を取得でき、通販などとも組み合わせやすくなる。

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上記記事の読み方

この内容のポイントは、2008年に解禁されるまでは家庭向けテレビと同じ番組を流す、2008年以降は独自番組を制作して1チャンネルで収益が上がるようにする、2011年以降は周波数割り当てを受けて1チャンネル体制から複数チャンネルにする。

携帯電話システムと放送システムは似て非なるもので、特に携帯電話における課金システムは精緻で放送システムにはない。放送システムにおける課金は現在の衛星放送やケーブルTVと同様にチャンネル毎に課金することになるが、携帯電話システムにおいては従量課金や、チャンネルを随時変更しても各チャンネルの利用時間分だけを積算可能である。

仮にワンセグと同様に一つのチャンネルに430KHZ前後を割り当てて、10チャンネル設定すると4.3MHZの帯域が必要となる。携帯ユーザーがキャパシティ一杯までおり余裕が無い場合は帯域不足で出来ないが、NTTドコモでは伝送効率が10倍になる実験が成功しており、将来的にはむしろ帯域をどう使えば収益がより上がるかに重点が掛かってくる。ソフトバンクは当初16チャンネルで放送する計画を立てていたとの記事もあり、(参考:60MHZで放送は可能になった)10チャンネルの割り当ても出来ないことではないと思われる。

10チャンネルが可能とすると、セットメニューでプレミアムチャンネル、レギュラーチャンネル、エコノミーチャンネルなどと、個別メニューで24時間の日経ニュース・英語CNN放送・スポーツチャンネル・料理番組・音楽番組・TVショッピング・子供専用番組・映画専用番組などが設定可能になる。

チャンネルごとの課金以外にエコノミーチャンネルの顧客がワールドサッカーだけをスポーツチャンネルで見たいといった場合にもそのスポーツチャンネルを見た時間だけ料金を上げることも可能になる。従量課金が可能なる為にプレミアムチャンネルでも固定料金ではなく利用時間分だけ課金することも可能になる。

顧客データを拡販に利用することは禁じられていると思うが、モニターユーザーとして了解を取ったユーザーであれば、職業別・世代別・地域別・時間別など詳細な利用データが取得でき、顧客の望む内容を番組に織り込むことは容易で、より質の高い収益力の上がる番組制作が可能であると同時に広告主に対して説得力ある説明が可能になる。

これらの良質の放送番組を放送可能な携帯電話事業者に今後ユーザーがシフトする可能性がある。

参考:デジタルTV(ワンセグ)と携帯電話会社によるTV番組放送比較


本内容は転載可能ですが、「携帯電話向け放送サービス」アドバイザーグループより引用と記載願います。
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